Friday, June 9, 2017

ビットコインと金利の関係性

今回はビットコインと金利の関係性について書きたいと思います。

2017/2/5時点の長期金利は0.1%で、日銀の金利ゼロ政策による金融緩和政策の下で、景気を刺激しようとしいています。
下記の図はイールドカーブです。見て分かるように、10年国債の金利を0%近くまで押し下げています。これにより借り入れしやすくし、市場にお金を流通させ景気刺激を狙っていることが分かります。

さて、ここでビットコインの価値と金利の関係性です。

1.ビットコインに金利はない
 これは、日本やアメリカなどは中央銀行が存在し、そこが政策金利を調整し、物価安定に努めています。しかし、ビットコインには中央集権的存在が存在しないため、そもそも金利の概念が存在しません(金利調整をプログラムに組み込めば可能ではあると思いますが)

2.金利が低下→ビットコイン価格上昇!?
 金利が低下すると、その国の通貨は通貨安になります。
例えば、世界に通貨が円とドルとビットコインしかなく、円もドルも金利が低下したとします。その場合、円とドルの資金はビットコインへ流れてビットコインの価格上昇につながります。

世界基軸通貨はドルですが、今後はビットコインが基軸通貨とはならなくとも、補完的な通貨の役割を担うのではと思います。